相撲の階級表とは?階級一覧について

相撲の階級表は「番付」と呼ばれます。

横綱や大関というのは昇進した時に話題になるため、耳にしますが、その下は分からないという人も多いはず。

今回は、相撲の階級表・番付について、また、相撲協会の組織、役員理事についても調べてみました。

 



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相撲の階級表・番付とは?


出典:http://www.sumoubeginner.com/

相撲の力士の階級の一覧表を「番付」と言います。

力士は大きく、二つの分けられます。

一人前の力士として扱われる「関取」(せきとり)と、修行の身である「力士養成員」(りきしようせいいん)で、取的(とりてき)とも呼ばれます。

番付の決め方

番付は幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口の6つの階級に分類されます。

さらに、幕内は横綱、大関、関脇、小結、前頭に分かれるため、10種類の格付けがあることになります。

それでは、番付はどうやって決めているのでしょうか。

番付は本場所終了後に、来場所の番付を決める会議で決定します。

これが「番付編成会議」です。

番付編成会議は本場所終了後3日以内に開かれます。

 

メンバーは審判部の部長(1名)、副部長(2名)、審判部員全員(20名以内)、監事(3名)です。

また、行司が書記として参加していますが、権限はありません。

番付は、本場所開催の2週間前に発表されます。

それまでは公表されないのですが、横綱、大関、新十両に昇進した場合は、化粧廻しなどいろいろと準備が必要になるため、会議が終了後にすぐに発表されます。

横綱、大関昇進の場合、使者が部屋に出向き、昇進の報告をします。

番付の順位

番付には何枚目などという順位があります。

たとえば、東前頭2枚目とか、西前頭筆頭などです。

同じ前頭でも順位があって、2枚目より筆頭のほうが順位が上になります。

東と西ですが、昔、東西対抗をしていた名残だそうです。

同じ番付で東方と西方では東方が半枚上とされています。

 



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相撲の階級表と人数について・幕内


出典:http://cool-jpn.mobi/

幕内とは

関取の中でも「幕内力士」は番付の第一段目に書かれている前頭以上の地位の力士のことをいいます。

幕内と呼ばれるようになった由来は、江戸時代まで遡ります。

徳川幕府の将軍の相撲上覧の時に、仕切りとしてまわりに張り巡らす「幔幕(まんまく)」 の内側に、数人の上位力士だけが控えることを許されました。

そのような上位力士を「幕内」と 呼ぶようになったとされています。

幕内力士は定員42人です。番付上位から詳しく解説したいと思います。

横綱

現在の相撲界において力士の最高峰が横綱です。

以前は大関が最高位でしたが、大関のなかで優秀な力士に横綱(しめ縄)をまく免許を与え、土俵入りを行ったのが横綱の始まりです。

横綱は地位ではなく、名誉の称号だったのです。

明治時代の半ばから横綱という地位が確立され、今に至っています。

横綱は大関以下の力士と違い、降格することはありません。

しかし、負け越したり、休場が続くと引退するしか道はありません。

 

横綱になると、本場所の取組み前や巡業先で「横綱土俵入り」という儀式を行います。

横綱には数多くの特権が与えられます。

付き人を15人以上付けることができるようになったり、引退後5年は四股名のまま、相撲協会に残ることができます。

また、移動の時にはファーストクラスやグリーン車を利用することができます。

横綱になるには、大関の地位で2場所連続優勝か、それに準ずる成績を残すことが必要です。

横綱に相応しい力士がいない場合は、横綱不在もあり得ます。

大関

大関は相撲界において2番手の地位で、「大関取り」が語源ともいわれています。

大関は横綱と違い、2場所連続して負け越したり、休場すると関脇に陥落します。

ただ、特例があり、陥落直後の場所で10勝以上あげると大関に復帰することができます。

大関は横綱と違い、東西に少なくても1名ずつは必ず必要です。

いない場合は横綱が大関を兼ね「横綱大関」と名乗ります。

大関がいない時には、横綱が大関を兼ね、「横綱大関」と名乗ります。

横綱もいない場合には、関脇以下から繰り上げて昇進させて大関を置かなければいけません。

関脇・小結

関脇・小結は「三役」と呼ばれます。

以前は大関も含め三役でしたが、待遇の差があるため、今は三役には含まれません。

関脇の語源は大関の脇に位置するからと言われていますが、小結は諸説あるようですが、はっきりは分かっていないそうです。

一度でも三役として土俵に上がれば、引退してからも元三役や、元関脇・小結と呼ばれます。

大関への昇進の条件が三役の地位で3場所連続して好成績を残すことです。

そのため、三役は大関を狙う力士が務めることが多くなります。

関脇、小結は少なくとの東西に1人はいなくてはいけませんが、ともに定員はないようです。

前頭

横綱から前頭までを幕内力士といいます。

前頭は、横綱、大関、三役以外の力士を指します。

役についていない力士という意味で「平幕」(ひらまく)と呼ばれます。

前頭には番付の順位付けがあり、筆頭が1位、15~17枚目までいます。

 

相撲の階級表と人数について・幕内以下


出典:https://latte.la/

十両

十両の正式名称は「十枚目」です。

定員は東西14枚ずつ、合計28名と決まっています。

十両は幕内(前頭)の下、幕下の上に位置します。

十両から関取となり、一人前の力士と見なされ、初めて給料をもらえるようになります。

また、十両に昇進すると、付き人がついたり、化粧廻しを締めて土俵入りを行えます。

髷も大銀杏が結えるようにり、廻しも締め込みという絹の廻しを締めることができます。

幕下

幕内、十両が一場所15日間相撲を取るのに対し、幕下から下は、一場所7番の相撲を取ります。

定員は東西60枚ずつの120人です。

幕下には、十両昇進を狙う力士、十両から陥落した力士が入り混じります。

幕下15枚目までの番付で全勝すれば、十両へ昇進することができます。

しかし、16枚目以下であれば、全勝しても十両へ昇進することはできません。

番付は一つしか違いませんが、十両との待遇の差は大きいものがあります。

給料はなく、廻しは木綿廻し、髷も丁髷で土俵に上がります。

三段目

定員は東西100枚ずつの200人です。

三段目から雪駄を履くことができるようになります。

番付の三段目なので、そのまま三段目と呼ばれます。

序二段

序二段と呼ばれる由来は、番付の2段目だからです。

人数は固定されていませんが、約350人で一番人数が多い階級です。

序ノ口

番付の最下段で、序ノ口だからこう呼ばれるようです。

序ノ口の人数も序二段と同じく固定されていません。約100人前後ですが、新弟子の多い時は多くなります。

入門して初めて番付に名前が載ります。

字がとても小さいため「虫眼鏡」と呼ばれることもあります。

勝ち越しさえすれば次の場所は序二段に上がることができます。

全休してしまうと番付外の前相撲からやり直さなければいけません。

ただ、一番でも相撲を取れば、負けていても序ノ口から下がることはありません。

前相撲

入門し、新弟子検査に合格すると、前相撲で相撲を取ります。

番付に名前が載らないため、前相撲と呼ばれるようです。

2勝した力士から勝ち抜け、5日目までに2勝をあげると一番出世、8日目までに2勝すると二番出世、それ以降は三番出世と言われます。

 

階級別の給料について


出典:http://utuyoiro.net/

給料

力士は関取になれば給料がもらえるようになり、部屋でも個室が与えられるようになります。

力士養成員は本場所の手当てのみ、部屋も他の力士と一緒に過ごす大部屋です。

また、関取の付き人として世話をしたり、ちゃんこ番などの仕事もしなければいけません。

階級別の給料(月給)

・横綱:282万円

・大関:234.7万円

・三役(関脇・小結);169.3万円

・平幕(前頭):130.9万円

・十両;103.6万円

幕下以下の給料はなく、場所ごとに7万~15万円の本場所手当てが支給されます。

優勝賞金

幕内優勝賞金は1000万円、三賞(殊勲賞、敢闘賞、技能賞)は各200万円です。

十両優勝は200万円、幕下・50万円、三段目・30万円、序二段・20万円、序ノ口・10万円となっています。

その他収入

幕内力士には懸賞金があり、現金支給です。

懸賞は1本6万円ですが、手数料などが引かれ力士は3万円を受け取ります。

その他、褒賞金というのがあり、場所ごとに支給される、基本給と手当の中間のようなものです。

勝ち越し、金星などで基本額が加算されていきます。減額されることはありません。

基本的に現金支給

給料や賞金などは現金支給が慣例になっていますが、希望すれば口座振込みも可能です。

最近は口座振込みを希望する力士が増えているそうです。

 

日本相撲協会の役員理事とは


出典:https://www.jiji.com/

「日本相撲協会」の正式名称は、「公益財団法人日本相撲協会(にほんすもうきょうかい)」です。

大正14年(1925年)、大相撲興行の幕内最高優勝者に対して「摂政宮賜杯」(現在の天皇賜杯)を授与するために財団法人として設立されました。

平成26年(2014年)に公益財団法人に移行しています。

組織について

相撲協会の役員は、理事長(年寄)、理事(年寄)、副理事(年寄)、監事(外部有識者)です。

理事長は理事による選挙で選ばれ、理事、副理事は親方による選挙で選ばれます。

また、監事は評議員会が任命します。

理事の階級と報酬

相撲協会のトップは理事長です。

理事長、事業部長、総合企画部長、広報部長をあわせた4理事が「執行部」として協会運営に当たっています。

そのほか、巡業部長、審判部長など、聞き慣れた役職のほか、今回一連の事件で活躍?した危機管理部長などの役職もあります。

 

理事の定例報酬は月額149万8000円、さらに勤続手当、本部勤務手当、年度末手当などの手当が追加されます。

 

まとめ

出典:http://www.sanspo.com/

相撲界は厳しい格差社会、完全な縦社会です。

角界では古くから「番付が一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然」という言葉がある通り、関取と力士養成員の間には待遇に大きな差があります。

幕内は相撲界においてトップ中のトップですが、勝負の世界はさらに厳しくなります。

番付最上位・横綱には強さのほかに品格も求められ、ピークを過ぎても、横綱の地位に甘んじることは許させません。

そんな、大相撲の世界が相撲の階級表である番付表に中に網羅されています。

そう考えて番付表を見るとより興味深くみることができるのではないでしょうか。



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