相撲 横綱白鵬の休場! 問題行動の理由は?

数々の記録を打ち立ててきた平成の大横綱・白鵬ですが、2018年に入って休場が続き、去就が心配されています。

今回は、白鵬の休場とけが、問題行動、言動などについて解説したいと思います。

 

白鵬の休場とけが


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白鵬の休場

白鵬は大関時代の2006年九州場所で左母趾基節骨遠位端骨折により全休したものの、横綱へ昇進後は休むことなく土俵を務め、数々の大記録を達成してきました。

横綱となって初めての休場は、2015年の9月場所。左大腿四頭筋腱炎により3日目から途中休場しています。

1年後の2016年9月場所も左大腿四頭筋腱炎、左足関節靱帯損傷で休場すると、翌年の3月場所は右母趾捻挫、右大腿筋群損傷により5日目から途中休場となりました。

翌5月場所は1年ぶりの優勝、名古屋場所も優勝と強い白鵬が戻ってきたと思いきや、次の9月場所は3年連続休場となってしまいます。

九州場所では日馬富士の暴力事件の中、優勝を果たすのですが、年が明けて2018年初場所では、4日目まで2勝2敗となり、5日目から左母趾MP関節靱帯損傷、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫で休場、3月場所は初日から休場となってしまいました。

5月場所は出場するも11勝4敗、名古屋場所は初日から3連勝と好調な滑り出しに見えましたが、右膝蓋腱損傷、右脛骨結節剥離骨折の疑いにより4日目から休場することになってしまいました。

取り組み前に支度部屋で足を滑らせ負傷したとのこと。

新横綱となった2007年名古屋場所から2015年の名古屋まで無休だっただけに、ここ2年で6場所休場はやはり心配です。

休場が増えた理由は?けがのほかにも?

力士はけがが多く、白鵬も例外ではありません。

長い間休まずに土俵に上がり続けた体はあちこちに支障をきたしていました。

初土俵から17年、どこも悪いところがないわけがありません。

白鵬の古傷といえば、右膝やサポーターをつけている右肘ですが、名古屋場所の休場の理由については、右膝を痛め、腫れがひどく曲げられない状態だといいます。

ここ1年で左膝、両足の親指も負傷し、体は満身創痍の状態です。

けがのほかにもメンタル的な問題だとか、立ち合いにかちあげや張り手を使えないからなどと言う人もいますが、横綱は平幕力士とは違うのです。

横綱としての成績を残せなければ引退しかありません。

であれば、万全の状態でないと土俵に上がる事はできないのではないでしょうか。

 

白鵬の優勝、勝利記録


出典:https://www.daily.co.jp/

初土俵から17年間で白鵬が築き上げた記録を振り返ってみたいと思います。

●優勝回数

・十両優勝:1回(平成16年3月場所)

・幕内優勝:40回(歴代1位)

●勝利数

・生涯勝利数:1080勝(104場所、歴代1位)

・幕内勝利:986勝(85場所、歴代1位)

●連勝記録

・63回(歴代2位、平成22年1場所14日目~同11月場所初日)

●横綱在位:66場所(歴代1位)

●今後の記録

白鵬が目下目指している記録は幕内勝利1000勝です。

現在986勝ですから、休場なく出場していれば、名古屋場所あたりで達成するのではと言われていました。

2018年は9月場所と11月場所のみ、白鵬が出場すれば達成できるのではないかと予想されています。

 

白鵬の問題行動のわけ


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以前は朝青龍と比べて優等生だと言われていた白鵬ですが、ここ数年はヒールなイメージがついてしまっています。

立ち合い問題

白鵬の立ち合いについては、1月場所前の本場所総見で横綱審議委員会から「横綱相撲とはいえない」と苦言を呈され、白鵬は立ち合いの修正を余儀なくされました。

そもそも白鵬の立ち合いとはどんなものだったのでしょうか?

問題とされた立ち合いとは、でまず張り手を出し、その後肘打ち気味にかち上げるというものです。

このような立ち合いをするようになった理由にはけががあると思います。

白いものをほとんど巻かなかった白鵬がいつの頃からか、右肘にサポーターをつけるようになりました。

サポーターはかち上げを強力にするための「武器」ではないか?

けがをしているのであれば、振りかぶるようにして思い切り顔にぶつけるようなことはできないのでは?という人もいます。

右肘のほか、両膝にも爆弾を抱え、その状態で立ち合いから優位に立つために編み出されたのがあの立ち合いです。

その立ち合いを一時は封印するも、休場が相次ぎ、名古屋場所では以前ほどではないものの、かち上げは復活していました。

結局、かち上げないと勝つことが難しいとの判断だったのでしょう。

問題行動のわけは?

白鵬はこれまでに審判の批判問題や、土俵の下までダメ押ししたりと、厳重注意を受けてきました。

さらに、自身の取り組みに「物言い」を求めるという前代未聞の振る舞いをしたこともあります。

再三、横綱の品格が問われている白鵬。

相撲界の危機を乗り越えるべく、1人横綱として、誰にでも尊敬されるような横綱であったはずです。

では、何故、最近の白鵬に問題行動が多いのでしょうか?

個人的な意見として、白鵬がこれまで日本の相撲界に功績を残し、低迷期を脱出すべく行ってきたことに対してのリスペクトが日本人から感じられないためイラついているのではないかと思うのです。

たとえば、土俵上での相手力士に対する行き過ぎとも感じる応援コール。

マナーが悪いと言われるのは白鵬だけではなく、観客にも問題があると思います。

また、白鵬は日本に帰化せず、親方になることを望んでいますが、相撲協会は一歩も譲歩する姿勢を見せていません。

(結局、白鵬が帰化する方向で折れる形になりそうです)

そういうことに対しても不満が鬱積していて、感情に任せた行動をとってしまっているのではないでしょうか。

 

白鵬と稀勢の里


出典:https://mainichi.jp/

稀勢の里や遠藤といった人気力士の存在が白鵬のイライラを増長させているような気がします。

それは、本人同士の問題ではなく、観客が白鵬をイラつかせているのです。

日本人はどうしても日本人横綱を期待してしまいます。

15年も日本人横綱がいなかったわけですから、稀勢の里や遠藤に期待してしまうのはしかたありません。

ただ、白鵬を初めとするモンゴル、そのほかの外国人力士に対するヘイト的な対応に対して白鵬はイラついているのです。

名古屋場所前の稽古

では、白鵬と稀勢の里が仲が悪いのかというとそうではないようです。

名古屋場所前、白鵬と稀勢の里は九重部屋への出稽古で偶然遭遇、白鵬から声を掛け、三番稽古を行いました。

稽古は稀勢の里の2勝8敗となりましたが、稀勢の里は「目が覚めたようだった」とコメントしています。

稀勢の里は翌日も白鵬との稽古を望んで、入門以来はじめて、宮城野部屋に出稽古しましたが、白鵬の調整の関係で実現せず、ぶつかり稽古で白鵬が稀勢の里に胸を借したそうです。

名古屋場所の出場についても、「夏巡業でしっかり稽古をして秋場所で出るのも1つの選択だと思う」と提案。

稽古で胸を合わせて、まだ出場できる状態ではないと思ったようです。

稀勢の里が横綱に昇進した時も、4人横綱体制を誰よりも楽しみにしていたのが白鵬でした。

横綱でしか分かり合えないこと

稀勢の里の休場に対して白鵬は、「今、出れば9勝10勝はできるイメージだけど、横綱は出れば優勝を求められる。それを考えての決断だろう」と、稀勢の里の気持ちを代弁しています。

大関時代、白鵬は、先輩方が「横綱の気持ちは横綱になった者にしか分からない」というのを聞いて「そんなことはないだろう」と思ったそうです。

しかし、いざ自分が横綱になるとその通りだったとのこと。頂点に立つ者は孤独なもの、白鵬自身も以前、孤独は稽古でしか埋められないと話しています。

横綱はいくら休んでも番付が落ちないからいいなどと言われますが、横綱は常に勝つことを求められ、負けると引退しかないのです。

番付が落ちても、もう一度這い上がってくるということはできないのです。

白鵬の引退はいつ?


出典:http://dcup0115.com/

東京五輪で土俵入り

白鵬は、インタビューなどで以前から2020年の東京五輪で横綱の土俵入りを披露したいのでそれまで、横綱を続けたいと言っています。

何故五輪で土俵入りなのかというと、長野五輪で当時の横綱・曙が開会式で土俵入りを披露したのをテレビで見て憧れを抱いたとのことです。

さらに、白鵬の父ムンフバトさんが、1964年の東京五輪にモンゴルのレスリング代表として出場しているためです。

白鵬は、運命というか宿命を感じていたと言い、自分が五輪で横綱土俵入りをして父に見せるというのがモチベーションだったようです。

しかし、4月にムンフバトさんは他界。土俵入りを見せたかったと肩を落としたそうす。

それでも、亡き父のためにも、東京五輪での土俵入りを披露することを目標に相撲を続けたいという気持ちは変わらないようです。

ただ、実際、今年に入って休場が増えており、あと2年、横綱として土俵に上がり続けることができるのか疑問です。

帰化の問題 白鵬部屋は実現するのか?

今まで、白鵬は帰化せずに親方になることを望んでいましたが、それには白鵬にとって絶対的存在である父ムンフバトさんが帰化に難色を示していたからです。

ムンフバトさんは白鵬に対して、引退後はモンゴルに戻り、モンゴルのために尽くして欲しいと望んでいたのです。

ムンフバトさんが亡くなったことにより、白鵬は帰化を決意したのではないかと言われています。

元横綱武蔵丸の武蔵川親方は、帰化申請から約1年かかったそうですが、白鵬の場合は、日本人女性と結婚しているため、半年ほどで認められのではと言われています。

引退する時に日本人でないと年寄の取得はできないことから、帰化する前に引退するわけにはいきません。

白鵬の実績からすると協会から大鵬、北の湖、貴乃花に次ぐ一代年寄が与えられる可能性が高いです。

また、4年後に宮城野親方が定年を迎えるため、部屋を継承するし、「白鵬部屋」になるのではと言われています。

 

まとめ

現在白鵬は33歳、近年引退した横綱の引退年齢は、日馬富士33歳、朝青龍29歳、貴乃花30歳、曙31歳、千代の富士でも35歳です。

22歳に横綱へ昇進し、11年横綱として君臨してきましたが、もういつ引退してもおかしくない年齢になっています。

横綱としての相撲が取れないのであれば、引退したほうがいいという人もいます。

しかし、何だかんだ言われてはいても、やはり大横綱、引退すると相撲界は寂しくなります。

ファンとしては、まだまだ土俵に上がってほしいと願っています。

まずはけがを治し、万全の体調で戻ってきて欲しいです。

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